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CATEGORY[タイ]
コメント[ 0 ] 2013年02月02日16:44
 タイ語で「パット」は「炒める」、「ガッパオ」はバジルの1種の名前だそうです。シソ科の植物で、日本名は「カミメボウキ」、英名では「ホーリーバジル(Holy Basil)」と呼ばれているものだそうです。インドでは「比類無きもの」という意味のヒンディー語で「Tulsi(トゥルシー、トゥルシ)」、サンスクリット語では「Tulasi(トゥラシー、トゥラシ)」と呼ばれています。インドでは、古来より神聖な植物として扱われてきた歴史があったため、インドを訪れたキリスト教圏の人々が、トゥルシーに対して、キリスト教における聖名にあたる「Holy Name(ホーリーネーム)」を与え、「Holy Basil(ホーリー・バジル)」と命名したのだと言われているそうです。
 そして、「ムーサップ」は「豚のひき肉」の意味だそうです。それぞれ「ムー」が「豚」、「サップ」が「挽肉」の意味だそうです。ですから、「パッ・ガッパオ・ムーサップ」は、日本語で言うと「豚ひき肉のバジル炒め」ということになります。
 豚の挽肉は、調理の直前に包丁で叩いて小さい肉の塊状にするのが正式な作り方だそうです。この調理法だと、普通に挽いた肉よりも粗くて、噛んだ時にブタの旨みがじんわり出てきて、また食感が良いのだと思います。
 この豚挽肉とホーリーバジルと一緒にフライパンで炒め、ナンプラー、プリック、砂糖などで味付けをしたピリ辛の料理がパッ・ガッパオ・ムーサップです。
 タイでは、これを御飯にかけて、さらに目玉焼きを乗せて食べるのが一般的だそうです。家庭で、ごく普通にお昼御飯として、作られているそうです。タイでも食堂や、屋台などで、普通に売られている料理のひとつです。
 パッ・ガッパオ・ムーサップは、結構、辛いかもしれません。その場合は、この目玉焼きをくずして一緒に食べると、少し、辛さがやわらぐかもしれません。目玉焼きは、半熟とか、ターンオーバーとか、いろいろと焼き方を注文することもできるようです。
 ちなみに、目玉焼きは、タイ語で「カイダーオ」と言うそうです。ですから、豚挽肉のバジル炒めに目玉焼きを乗せたら、料理名としては、「パッ・ガッパオ・ムーサップ・カイダーオ(豚挽肉のバジル炒め目玉焼き乗せ)」になるようです。でも、これでは「御飯」が入っていないのですが、また、違う言い方になるのでしょうか?どなたか、教えてください!

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