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CATEGORY[中国料理]
コメント[ 0 ] 2014年01月05日16:33
 四川料理の一つです。殻をむいたエビを、豆板醤(トウバンジャン)や生姜、長ネギなどを合わせたソースで炒めた料理です。四川独特のピリッと唐辛子が効いたチリソースで仕上げた料理で、味にコク、深みをつけるために酒醸(チュウニャン)と呼ばれる甘酒のような調味料が用いられるのが特徴です。
 「干焼蝦仁」の「干焼」は、四川料理や上海料理でよく用いられる調理法で、汁気がなくなるまで焼くように炒めるのだそうです。トロミもつけません、ケチャップも使わず、汁気がほとんどありません。辣豆板醤などを使って辛い味付けにしますが、辛さだけが突出しているわけではなく、様々なスパイスが混じり合った複雑な味わいで、辛いのが苦手な人でも美味しくいただける料理です。
 「蝦」は「エビ」、「仁」は「殻をむいたもの」を意味していますので、「蝦仁」とは「海老のむき身」という意味です。すなわち「干焼蝦仁」は、「海老のむき身を煮込んだ料理」という意味です。
 むき身(蝦仁)ではなく、殻付きの大きな海老を炒めた場合は「干焼蝦仁」とは呼ばれず、「干焼大蝦(ガンシャオダーシャー)」とか、「乾焼明蝦(ガンシャオミンシャオ) 」などと呼ばれます。
 日本でも「海老のチリソース煮込み」が一般的ですが、これは、中華料理人の陳建民が、日本人の口に合うように改良した料理で、陳建民氏考案の料理と言った方が良いと思います。

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