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漢字からは、「大腸が包む小腸」と読み取れますので、どんな料理か分からないと思います。ここで「大腸包小腸」の「大腸」は、「もち米の腸詰」のことで、「小腸」は「台湾式ソーセージ(香腸)」を表しています。これだけでも意味が分からないと思います。2本のソーセージかと思いますが、実際には、この2本が合体した料理です。
「大腸包小腸」は、台湾風ソーセージ(小腸)と、もち米の腸詰(大腸)を炭火で焼いた後、もち米の腸詰(大腸)に包丁を入れ、ピーナッツ粉、キュウリ、香菜(コリアンダー)、酸菜(漬物)、九層塔(台湾バジル)などを乗せ、さらに、その上に台湾風ソーセージ(小腸)乗せて挟んだ料理です。ここに、ソースをかけて食べることもあります。香り高く、熱くて、さらにボリューム満点の料理です。
通常の料理屋さんで出される料理ではなく、主に夜市の屋台などで売っている料理です。その見た目から、ライスホットドッグとも言われているようです。
もともと台湾の夜市の屋台の主人による創作料理だそうですが、どこの誰が考えたかは分かっていないようです。この主人が、もち米の腸詰とソーセージが好きだったことから、面倒だったので、これをまとめて食べたのが始まりのようです。それを見た人が、自分にも食べさせるよう要求した結果、もち米の腸詰の弾力感とソーセージのジューシー感が同時に味わえて非常に美味しかったことから、口コミで広がっていったようです。
現在では、台湾各地の夜市では、必ず売られている名物料理の1つとなっています。もちろん、夜市では、米腸(ミーチャン:もち米の腸詰)と香腸(シャンチャン:台湾式ソーセージ)、それぞれを単独で販売している屋台もあります。台湾の夜市に行ったら、一度は食べてみたい料理の1つです。
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