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空芯菜と呼ばれる野菜を5~6cmくらいの大きさにザックリ切って、ニンニクのスライスと一緒にフライパンに入れて、強火でサッと炒めて、塩、胡椒で味付けをした料理です。細かい味付けは、お店によって千差万別でしょうが、茎の中が空洞で、シャキシャキとした食感が嬉しい一品です。
台湾では、いろいろなお店で普通に提供されている一般的な料理で、どこで食べても、外れはないと思う料理です。また、安い、というのも良い点です。日本では、あまり普及していませんが、台湾では安いらしく、どこでも扱っているようです。
空芯菜とは、正式名称は「ヨウサイ(蕹菜、学名:Ipomoea aquatica)」と言うようです。ヨウサイはヒルガオ科サツマイモ属の野菜で、茎が空洞になっています。このことから、中国語で空心菜(コンシンツァイ)や通菜(トンツァイ)と呼ばれています。台湾などの料理屋さんに行って「炒空心菜」という名称を見て、日本読みで「クウシンサイ」と呼んで覚えてしまうので、正式名称のように思ってしまいます。
しかし、日本では「空芯菜(クウシンサイ)」は、個人が野菜、種子、料理、飲料などの呼称として商標登録しているそうです。登録商標(第4343207号及び第4513683号)です。このため、ここにお金を払わないと「クウシンサイ」という名称を使用できないのだそうです。
空芯菜は別名、エンサイ(蓊菜)とか、アサガオナ(朝顔菜)とも呼ばれるようです。また、沖縄では「ウンチェー(蕹菜)」、「ウンチェーバー(蕹菜葉)」と呼ばれているそうです。しかし「エンサイ」も「莚菜」、「エンサイ」が野菜の名称として、「筵菜」、「エンサイ」、「ムシロナ」が料理、飲料などの呼称として登録されているそうです。
つる性多年草ですが、作物としては一年草扱いだそうです。東南アジア原産で、古くは沖縄県方面を経て、九州に渡来していたそうです。湿地で多く栽培され、水耕栽培も可能です。外見はサツマイモに似ていて、茎は中空で這っています。葉は、切れ目が入った長卵形で、アサガオのような淡紫色または白色の花を付けます。ここから「朝顔菜(あさがおな)」という別名が生まれたようです。
東南アジア原産ということで、台湾以外の国でも普通に食べられています。フィリピンでは「kang kong」、インドネシアでは「kangkung」、タイでは「ผักบุ้ง(パックブン、phak bung)」、ラオスでは「ຜັກບົ້ງ(パックボン、phak bong)」、カンボジアでは「ត្រកួន(トロクオン、tro kuŏn)」、ベトナムでは「rau muống(ザウ ムォン)」と呼ばれている、極一般的な野菜の一つです。オーストラリアではフィリピンの言い方を用いているそうです。
英語では「water spinach(水のホウレンソウ)」、「river spinach(川のホウレンソウ)」、「water morning glory(水のアサガオ)」、「water convolvulus(水のヒルガオ)」、 「chinese spinach(中華ホンレンソウ)」、「swamp cabbage(沼キャベツ)」などと呼ばれるそうです。
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