静岡の丸子(まりこ)という場所(静岡県静岡市駿河区丸子)に、何故かとろろの有名なお店があります。しかも、2軒、あります。
この丸子という場所は、東海道五十三次の宿場で、品川宿から数えて20番目の宿場町として古くから栄えたところです。江戸中期の俳諧集『猿蓑(さるみの)』(1691)にある、「梅若菜まりこの宿のとろろ汁」という松尾芭蕉の句で、とろろ汁が名物になったと言われているそうです。
とろろ汁は、ヤマノイモなどをすりおろして、すまし汁などで薄めた料理です。ヤマノイモは、野生の自然薯(じねんじょ)と呼ばれるものです。しかしながら、現在、とろろ汁に用いられているのは、栽培種のナガイモだそうです。ナガイモは、形状などによって大和薯、豊後薯、いちょう薯など、数種類の品種があるようです。
丸子にあるとろろのお店の一軒は、老舗として有名な「丁子屋(ちょうじや)」さんで、1596年(慶長元年)の創業だそうです。歌川広重の「東海道五十三次」に「鞠子」がありますが、この丁子屋が題材になっているようです。広重の東海道の錦絵シリーズは20種以上もあるそうですが、鞠子のとろろ汁の絵も何種類かあるようです。このお店は、いつ行っても、非常に混雑していて、なかなか入れません。
もう一軒は、一松園(いっしょうえん)というお店で、こちらは創業40年くらいのようです。丁子屋さんが混雑していて、こちらに流れると入れることもあり、私としては、こちらのお店の方に多く行かせていただいています。
健康にも良さそうで、美味しいとろろですが、値段がもう少し安いと嬉しいですね。どちらのお店も1人分で2,000円程度だと思いますので、お昼としては、少し高いですね。まあ、毎日、食べるものではないですから、そんなものかもしれませんが。
ふぞろい、在庫処分、規格外、キズモノ等、味には変わりはないが、
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