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コメント[ 0 ]TB[ ] 2010年02月04日23:11
 トッカルビの「トッ」は「餅」、「カルビ」は「牛のあばら肉」を表しています。したがって、そのまま翻訳すると「餅カルビ」ということになります。
トッカルビは、あばら骨の周りの肉を一度骨から外し、包丁でよく叩いてミンチ状にし、醤油、砂糖などで甘辛く下味をつけてから、網焼きや鉄板焼きにする料理です。カルビの旨みとともに、肉を叩いて繊維やスジを断ち切っているので、柔らかな食感を楽しめるのが特徴です。
「餅カルビ」という名前がついた由来は、「餅のように柔らかい」ということからという説と、「肉を餅のように丸くまとめるから」という説がありますが、いずれが正しいかは不明のようです。通常は牛のカルビを使って作る料理ですが、豚カルビで作ることもあります。
トッカルビは、包丁で肉を叩いてから丸く成型して焼くので、一見するとハンバーグのようにも見えます。脂を豊富に含んだ部位であるカルビを使用しているため、非常にジューシーな味わいがします。トッカルビは、肉を叩いてから焼く料理なので、他の肉を混ぜても見た目から判断しにくいため、専門店ではきちんとカルビを使ったということをアピールするため、叩いてミンチにした肉に外した骨を再度つけたりもします。
もともとは全羅南道の郷土料理として誕生した料理といわれています。本場とされているのは、松汀(ソンジョン)、潭陽(タミャン)の2地域で、この地域には、専門店が数多くあります。現在では、全羅南道全域に専門店があるほか、ソウルなどでも高級料理として、宮中料理店や韓定食店などのコース料理の一品として出されることも多いです。

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