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韓国語で「ホンオ」は「洪魚」と書き、「ガンギエイ」のことです。「フェ」は「刺身」です。すなわち、「ホンオフェ」はエイの一種であるガンギエイの刺身です。新鮮なエイの刺身のように思いますが、そうではありません。新鮮なエイをそのまま刺身にすることもあるようですが、一般的には、「エイ」の切り身を半年から1年間、ハンアリ(壷)の中で保存し、発酵させたものを刺身として食べます。
新鮮なエイの刺身には臭いはなく、唐辛子酢味噌のタレをつけて食べたり、ネギなどの薬味とともに和えて食べます。コリコリとした歯触りと、唐辛子酢味噌のさっぱりした辛さがよく合います。 しかし、通常のホンオフェは、臭い料理です。エイは死後に自家発酵を始め、体内にアンモニアを生成する珍しい魚です。ホンオフェは、この香りを楽しむことに主眼が置かれた料理です。鼻を突き抜けるようなアンモニア臭がするため、韓国人でも苦手とする人が多く、珍味として扱われています。 ホンオフェにチョカンジャン(酢醤油)、アミの塩辛、サムジャン(薬味入り合わせ味噌)や、塩とゴマ油を混ぜたタレなどにつけて食べます。コリコリとした歯ごたえが特徴の食べ物です。ただし、慣れていないと、匂いがきつく感じるかもしれません。マッコリ(別名、濁酒(タッチュ))との相性が良いため、両者の組み合わせを「ホンタッ(洪濁)」と呼んでいます。 ホンオフェは、主に全羅道(チョルラド)で食べられています。全羅道では、結婚式などの宴席には欠かさず出される料理といわれています。結婚式の招待側が、「すばらしいホンオフェを用意しています」と言えば、客は遠くからでも駆けつけるといわれているほどです。 ガンギエイの主産地は木浦(モッポ)市で、木浦から100km弱の黒山島(フクサンド)で獲れたガンギエイは、最高級品として珍重されています。 全羅南道では、発酵して臭いが出たホンオフェを茹でた豚肉と、発酵が進んで酸っぱくなった白菜キムチで巻いて食べるのが一般的です。この3種類を一緒に食べると、ホンオフェの強烈なアンモニア臭を抑えることができるとともに、豚肉の甘みとキムチの酸味が、ホンオフェの旨みを引き立たせます。この三者の相性が非常に良いことから、この組み合わせを「サマップ(三合)」、または「ホンオサマップ(洪魚三合」と呼びます。飲食店でも、この名前がメニューに載っていることがあります。 ブログランキングに参加しています!応援お願いします! → ![]() モンドセレクション金賞受賞『ベイクドチーズケーキ』 素敵な新店舗に出会えるかも<ミチャオ> PR |
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