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コングクスとは、大豆から作った冷やしたスープに小麦粉でできた麺を入れて食べる韓国料理です。「コン」は「豆」、「グクス」は「麺料理」という意味です。ですから、直訳すると「豆麺」になってしまいますが、実際の意味は「豆スープ麺」という感じでしょうか。
コングクスのスープは、まず、大豆を水に十分浸してから皮をとり、グツグツと煮立ったお湯でサッと茹でます。冷めたら石臼やミキサーで細かく砕いて、ドロドロにしたものを濾した後、冷やします。店によっては、大豆をミキサーにかける際、松の実、炒りゴマやピーナッツなどを一緒に混ぜ、香ばしい味わいに仕立てたスープを用いる場合もあります。大豆のコクと甘味が楽しめるよう、味付けは、塩だけで、あっさりと仕上げます。 麺は小麦粉を使った細い麺(うどんのような感じ)が主流ですが、蕎麦粉などの麺を使ったお店もあります。 味付けが薄い場合は、卓上に置かれた塩や、突き出しのキムチなどを入れて、好みで調節をして食べます。具として千切りにしたキュウリなどが入っている場合もあります。また、トマトや茹で卵などを乗せたものもあります。 冷やした料理なので、比較的、新しい料理かと思いきや、19世紀末に書かれた『是議全書(しぎぜんしょ)』という書物に、キュウリや薄焼き卵の具を乗せたコングクスが紹介されているそうです。 韓国では夏の定番メニューとして人気があります。大豆から作ったスープがベースとなっているため栄養価も高く、また、さっぱりとした味わいが、夏バテで食欲がない時にも食べられるため、夏の定番となっていると思われます。コングクスが食べられるようになると、夏の到来を実感するようです。現在の日本では、冷やし中華に当たるでしょうか。 ブログランキングに参加しています!応援お願いします! → ![]() 一生使える資格を取得したい! 心理カウンセラーになるための通信教育講座【プライベートカウンセリング・スクール】 Canonのインク PR |
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