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韓国のお粥が「チュッ」です。「チュッ」は、お米などの穀物に水を6~7倍加えて、長時間コトコト煮た料理です。日本では、米の形が残っていることが多いと思いますが、韓国のお粥は、米の形を残して作る場合と、米をミキサーですりつぶしてポタージュのようにする場合の2種類があります。また、水で作る場合のほか、ダシをとったスープで煮詰めて作り場合もあります。
「パッチュッ」は、あずきをたっぷりと使ったお粥です。「パッ」とは、韓国語で「小豆」のことです。「パッチュッ」は、柔らかく茹でたアズキをつぶし、うるち米と一緒に煮込んだお粥です。タンパッチュッ(甘いパッチュク)とも呼ばれているようです。
白玉や餅を入れることもあり、見た目は善哉か、お汁粉に見えますが、その味を期待して食べると、がっかりします。小豆と一緒に米も煮てある上、味付けは塩で調節されています。砂糖が入っている場合もあるようですが、通常、甘さは控えめです。日本のお汁粉と比べると甘さが少なく、アズキそのものの味をしっかりと感じます。
あずきをしっかりと茹でてから、目の細かいザルにあけて、すり合わせます。すると皮だけが残り、下には豆が落ちます。これに米を入れて火にかけ、米が柔らかくなってきたら「白玉団子」を入れ、もう一度火にかけます。この時、弱火で煮こむと、小豆の赤い色が出てくるそうです。
韓国では、アズキ粥は病気の鬼神を退治する力があるとして、上元(陰暦1 月15 日)、三伏(夏季の庚日)、冬至の行事食として食べられてきました。その中でも、特に冬至に食べるパッチュッが有名で、この日に食べるパッチュッを「トンジ(冬至)パッチュッ」と呼んでいます。
19世紀に書かれた「東国歳時記」という書物にも、トンジパッチュッの記述があるそうです。ソウルでは鬼は赤を嫌うといわれ、冬至の日には魔除けの意味で、門にあずき粥をふりかけるそうです。
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